twitterにて書き溜めたホラー映画感想、鑑賞記録part 2です。
1は以下から見れます。本記事と続いてるわけではないので、読まなくてもこの記事は読めます!
・ネタバレちょっぴり含みます
・ホラー映画みたいな~何見ようかな~っていう人の参考用です。
・ホラーの定義は広めにとらえてるタイプです
- コリアタウン殺人事件
- 来る
- タッカーとディル
- 戦慄病棟
- アサイラム
- 飼育
- シェルター 狂気の秘密
- ザ・サンド
- HOUSE
- レベル16
- 死霊館 エンフィールド事件
- MAMA
- 残穢
- 怪談
- ライト/オフ
- パラノーマル・アクティビティ
- パラノーマル・アクティビティ TOKYO NIGHT
- 鬼談百景
- ガス燈
コリアタウン殺人事件
コリアタウン殺人事件を見た。ドキュメンタリー調に主人公がコリアタウンで起きた殺人事件に違和感を覚えて取材をしていくけど、段々主人公の妄想?幻覚?幻聴?が悪化してくのがわかる。それが超常現象的な物なのか、主人公が事件に深入りして精神を病んでしまったのかは不明。画がブレるので酔う。
フィクションとリアルの狭間の作品だと思う。リアルなの?と思うと都市伝説的な怖さある。
殺人事件が実際にあったことなので、もしフィクションならまだ遺族もいて容疑者も刑務所にいるのに商業作品にしていいのか…?という疑問はある。なので私はある程度はリアルであってほしい。
来る
来るを見た。邦画ホラー最強お化け爆誕。マンション壊すし、神事の舞台壊すし、破壊力がすごい。
前半のバカ旦那妻夫木のパートがキツすぎて(ムカつきすぎて)途中離脱しようかと思ったけど後半やっとホラーっぽくなってきて最後は日本の払いのプロ古今東西大集合!って感じで楽しかった。
妻夫木がクソすぎて早く無惨に死んでくれよ…と思ってしまって見ていた。あと松たか子がまじ強いチート霊能力者ってのはわかったんだけど退治する所を全部見せて欲しかった。最後あらゆる祓う者を集めたのはいいけどその結果がどうもスッキリしません。
タッカーとディル
タッカーとディルを見た。ポスターの明らかに殺人鬼やろって人達が善良な田舎者で、ホラー映画によく出てくるパリピ大学生がこの人たちを殺人鬼だと勘違いして偶然にも勝手に死んでくホラーです。
とにかく人がどんどん死んでくし死に方に情緒がない!金カムと似てる。
蜂の巣を切っちゃってチェンソー持って逃げ回るタッカーに追いかけられたと思って逃げる大学生が枝に串刺しになって自滅するとか、攻撃してこようとする大学生が屑処理機に入っちゃってミンチになったりとか大学生のほうが「ツいてない」映画です。
ホラーの大学生は皆不幸になる。
戦慄病棟
戦慄病棟を見た。アホな学生たちが精神病院だった廃墟で薬と酒とゲームでどんちゃん騒ぎ。ふざけて降霊術したら呪われて大変!というセオリー通りの始まり。ポスターがB級すぎて期待してなかったけど、伏線あり、まあまあグロくて、ユーモアもあり意外によかった。
除霊する時ネットの動画でハウツー見たり(アニメ)、聖水が必要だ!ってなった時ないじゃん!どうする?!って時に「(死んじゃった)神父の指突っ込めば聖水になるんじゃね?」「ティーバッグかよ」ってまじ軽薄すぎてウケた。
ちなみにポスターにある「退院したい!」なんておばけは言ってません。
アサイラム
アサイラムを見た。山奥の身分の高い人専用の精神病院に実習で尋ねる主人公。開放的な医療方針で当時では珍しく拘束もせず、薬も使わず患者は超自由。最初はダンスしたりいい所だなあ♪という感じだったが徐々に違和感が。という話。ハリーポッター風スリラー映画!建物とか衣装が可愛い。
何が本当で誰が正気かわからんね。という怖さあり。1800年代の話なんだけど、患者に「不治の同性愛者」とあって時代ね。。となった。
飼育
飼育を見た。戦時中、罠にかかった黒人捕虜を捕まえた村の人々の話。
黒人捕虜を飼うことで憲兵にあわよくば何かもらえるかも?という欲、豚や猪と同じような扱いを受ける捕虜、本家と分家の言い争い、最終的に都合の悪いことは死んだ人に押し付け「なかったことしよ、丸く収めるか!」という大人。
日本人のダメなとこ全部乗せ!って感じで、映像から感じる泥と湿気の気配も相まって見た後はとっても嫌な気持ちになりました!
シェルター 狂気の秘密
シェルター 狂気の秘密を見た。DVを受けた母子が駆け込み寺の様に逃げ込んだ田舎の家。主人の上品で優しい女性。でもよく周りを見渡すとおかしなことばかりで?というホラー。
女主人の狂気の理由もわからんし、母が娘に「あんたのせいよ!」というシーンには??となった。人には勧めないかな。
ザ・サンド
ザ・サンドを見た。浜辺で酒と乱行パーティをする学生たちに襲いかかる人喰い砂モンスター!学生×乱痴気騒ぎだと高確率で乳首出てくるな。
砂の上に乗ると襲ってくるんだけど、学生たちがあれこれ工夫して逃げようとするんだけどB級ホラーらしくなんでだよ!!どうしてそんなことするんだよ!!となる所多数。おバカホラー。大人数で見てほしい。本当に面白い。
HOUSE
HOUSEを見た。ホラー要素は薄く、演出は昭和のお化け屋敷という感じで怖くはない。
ヒロインのおば様のお家に夏休みに訪れる女子校友達一行が1人ずつそのおば様に食べられる話。このハウスガールズ7人が最高!会話も70年代昭和ガーリーな雰囲気(りぼんっぽい)でたまらん!!あだ名も!
・オシャレ
オシャレだから
・ファンタ
夢見がち、ファンタジーから
・ガリ
ガリ勉キャラ
・クンフー
武闘派なので
・マック
食いしん坊キャラで全身お腹みたいだからストマックのマック&マクドナルドのマックから
・スウィート
ぶりっ子キャラ
・メロディー
ピアノが弾ける
もうたまらんよね。怖くはないけどとにかく癖が強いので見てほしい。
レベル16
レベル16を見た。美容整形のための上質な皮膚のために幼い頃から飼育される女の子たちがそれに気づいて脱出しようとする話。
毎晩飲まされるビタミン剤で眠らされてる間顧客に選別され、選ばれた子は殺されて顔の皮を剥がれる。洗脳、飼育、反逆とかが好きな人は楽しいと思う!
死霊館 エンフィールド事件
死霊館 エンフィールド事件を見た。70年代に本当にあった心霊現象を元にしたお話。
母、子4人で引っ越してきた家にはお化けが居て家具も小物も飛びまくり娘取り憑かれまくり。警察が調査に来ても物動かすし、心霊調査員が来ても憑りついて話すしグイグイ系のお化けでした。
大体の心霊現象って当事者にしか見せない陰湿さがあるんだけど、このお化けは自己主張激しめで日本には中々いないタイプ。
作中で「心が弱ってるひとにばっかり攻撃するなんて、そんなの弱いものいじめじゃないの!」ってセリフあるんだけどほんとそれ。弱いものを見極める理性あるお化けってなんかやだ。
エンドロールが当時の本当の音声とか写真を使ってて面白い!
MAMA
MAMAを見た。ホラーファンタジー?山小屋に放置された姉妹が数年後発見されたら四足歩行になっていた。行方不明の間に子供を亡くした幽霊に育てられて、町に保護されたあともMAMAはついてきて義父義母から娘たちを連れ戻そうとする話。
長女が眼鏡なこと、姉妹の年の差でその後の選択が変わる仕組みが面白かった。
長女は置き去りにされた時おそらく3歳位で物の分別が着いてたけど次女は1歳くらい。MAMAと本当のお母さんどちらもわかってた長女と、母性はMAMAからしか知らない次女でエンディングの選択が変わるのはなかなかに深い。
残穢
残穢を見た。女子大生のマンションで聞こえる音から作家の竹内結子と共にマンションの事やその先代の家の事を調べていったら色々な穢れが見えてきて根本は北九州の炭鉱事故にあった。
久しぶりに良いJホラーを見た!驚かす系はないけど、フィールドワークで穢れの何故?を調査する過程でじわじわ来る。
これ一回見ただけでは、穢れの伝達が複雑すぎてよくわからんかも。
「え〜北九州からいらっしゃったんですね、、あそこにも?ここにも??」みたいな。本当に理不尽!もはや土地の穢れ関係ない人まで呪われるし!
しかもこれノンフィクションの可能性もあるらしく…ふざけんなよそんな危険物創作にすな。
民俗学、土着の口頭伝承とかが好きな人は好きだと思う。私は大好き!似た映画ないかな。
怪談
怪談を見た。1965年の作品。黒髪、雪女、耳なし芳一、茶碗の中という4つの話。
評判良かったから見たけど私には刺激が少なく、3時間もあるのでへとへとになった。映画というエンタメというより、史料として見たら良かったかな。耳馴染みがある様で知らない怪談について、こんな話だったんだーという発見はあった。
ライト/オフ
ライト/オフを見た。光が無いとこにだけ出てくるお化けが襲ってくる話。
母親がメンタルをやられてて、それが悪化してくほどにお化けが調子乗ってくタイプ。実在の映像を元にしてるのを知ってから見たらもっと感想変わったかも。ホラーの平均点だから記憶がない。
パラノーマル・アクティビティ
パラノーマル・アクティビティを見た。彼女に取り付いたお化けの痕跡を記録しようと彼氏が取り続けたカメラ映像で出来た映画。お化けの正体は謎で地味なんだけど、本当にお化けが出るとしたらこんな感じかなと思った。
霊を刺激するからって彼女が嫌がってもカメラ撮影辞めない自己中彼氏うざかったな。
EDが3種類あるらしく、私は後発のものを見たんだけどオリジナルの方が面白そう。
パラノーマル・アクティビティ TOKYO NIGHT
パラノーマル・アクティビティ TOKYO NIGHTを見た。面白い!原作の設定を引き継ぎ、手口も大体一緒。
お化けの正体は悪魔なんだけど、日本のこの兄弟はそんなのわからないから神道でお祓いをしちゃうのよね。供え物が味噌とか米とかで「洋物だから味噌じゃダメじゃない!?」と思ってたら案の定…
カメラを持つ男って本当に愚か。あと何故か家から出ない。そういう所も継承してた。
ホラー見すぎて「翌日この人死んじゃったらやだな」→死ぬ 「ここでお姉ちゃんが〇〇しちゃったらやだな」→する と全てのなったらやだなってことを当ててしまってオーマイ…となった。悪魔だけど貞子みあり!
しかも悪魔が両足複雑骨折するお姉ちゃんに取り付くんだけど、歩かせるんだよ!?
無理だよ!立てないよ!車椅子使って!ほら!崩れ落ちた!無理だよ!!!うわぁーメキメキいってるよ!!足!!無理!!階段つかうん!?と相当このシーンは悪魔のストロングスタイルを見せつけられた。
鬼談百景
鬼談百景を見た。短編形式で怖い話を淡々と語ってく映画。最初は楽しかったけど、だんだん退屈になってしまった(怪談なのでわっ!みたいなのは無い)。
でもJホラー独特のじわじわとした怖さがあり夢に出てきた。地味に怖いってこのことよ。ポスターが闇芝居っぽいね。
ガス燈
ガス燈を見た。叔母の残した遺産目当てで若い女の子と結婚し、叔母の旧家に2人で住む男がなんと殺人鬼で、という話。
ピュアで美人なヒロインを、あの手この手を使って「精神錯乱(mad)」だと思わせようとする男が怖すぎる。やり口は簡単で、タイミングと口調さえ完璧なら誰でも引っかかると思う。
例えば男が「母の形見のブローチを特別にあげる。でも君はすぐ物を無くすから鞄に入れとくね」と言って入れずに隠す。妻は鞄に無いことに気づき、罪悪感で泣いちゃう。その後も「またこの事も忘れてしまったのかい?」とか、物忘れの多さを日常の中で何度も指摘する。そうすると妻も不安になってくる。
家で見つけた叔母宛の手紙も「あの時手紙はなかったんだよ、僕も戸惑ったよ。あの時から変だった」と平気で嘘をつく。(もちろん手紙はあったけど男の殺人の手がかりで都合が悪いから隠した)極めつけは「君の母は精神病院で死んだんだよ、遺伝だ」と追い詰める。もちろんこれも嘘。
そういう事を繰り返し、男は妻が「妄想癖」「物忘れ」「ヒステリー」だと思わせる。外向きには体調不良として家に閉じ込めさせて来客があっても会わせない。パーティの招待も勝手に断る。社会と分離することで、1人で「私って本当におかしいのかも?」と考える時間が増えて、罪悪感がやばくて追い詰められる。
「良心をもたない人たち」というサイコパスに関する本に例として載ってた映画だから見たけど、まじで目的のためなら簡単に嘘ついたり愛情を演出したり外面がよかったり、本に書いてある典型的なパターンという感じだった!